学習できること
1. ブロックを使って亀を動かし、絵の描き方を学習する。
2. ブロック形状とパイソンテキストコードの関連を学習する。
3. パイソンテキストコードを使って亀を動かし、絵の描き方を学習する。
4. ゲーム「スタープッシャー」を作るための要素技術を学習する。
5. ゲーム「スタープッシャー」の作り方を学習する。
学習環境について
1. 学習環境の構築は不要で、インターネットに繋がるGoogle Chrome(推奨)ブラウザーで学習することができます。
2. Trinketは、教育用に設計されたオールインワンコーディング環境で、ブラウザー上で動作します。 この講義では、このTrinketを使用してコーディングを行います。
3. テキストは、当サイトでログインすることにより表示される受講者専用ページで提供します。予習することができます。
4. パソコンのカメラ・音は使いません。
講座の内容
この講座では、タートルグラフィックスを利用しています。
タートルグラフィックスは、1967年にWally Feurzeig、Seymour Papert、
およびCynthia Solomonによって開発された教育用プログラミング言語LOGOの重要な機能で、
子供たちへのプログラミング教育に使われています。
プログラミングを視覚的にすることで、理解しやすくなります。
スクラッチに代表されるブロックプログラミングが、Trinketにも用意されていますが、
Trinketのブロックプログラミングには、パイソンのテキストプログラミングへの架け橋
となることを目的としています。
1. ブロックで遊ぼう
「亀の形状になれ」というブロックと「10ピクセル前進しろ」というブロックをスクリプト領域にドラッグアンドドロップ
して、[Run]ボタンを押すと、画面中央に亀が表れて、亀が向いている方向に10ピクセル分動き、
動きに沿って線を引きます。「右に90度曲がれ」というブロックを追加すると、今度は、その場で90度時計回りに回ります。
これらのブロックと他の同様なブロックを組み合わせることで、複雑な形や絵を簡単に描くことができます。
[>_View Code]をクリックすると、ブロックがパイソンのテキストコードに代わります。
このことによって、ブロックとテキストの関連を知ることができ、テキストコードを理解しやすくします。
講義の後半では、グループに分かれて、グループ内で意見を出し合って、独創的な絵を描き、発表し合います。
2. テキストで遊ぼう
テキストベースでも、ブロックベースと同様に、亀を動かして絵を描いていきます。
テキストベースでは、決まりごと(文法)がありますので、それらを丁寧に説明しながら、
ブロックベースではできないこともテキストベースでは可能になりますので、パイソンのテキストベースの
プログラミングを楽しんで学んでいきましょう。
テキストベースのプログラミングを行うことによって、専門家および学術界で広く使用される
高度なパイソンのプログラミングの世界に踏み込んだことになります。
講義の後半では、グループに分かれて、グループ内で意見を出し合って、独創的な絵を描き、発表し合います。
3. スタープッシャーで遊ぼう
まず初めに、グループに分かれて、みんなでゲーム「スタープッシャー」で遊びましょう。
次に、グループの中で、このゲームは、どのような機能の組み合わせでできているかを話し合い、
見つけた複数の機能をみんなに発表します。
みんなの発表を取りまとめながら、ゲームを構成する複数の機能を解説します。
そして、一つずつ、機能を実現するためのテキストコードを示し、解説します。
そして、それらの複数のテキストコードを組み合わせて、一つのテキストコードにして、ゲームができていることを解説します。
ゲーム「スタープッシャー」のテキストコードを表示し、このゲームがどのような機能の組み合わせで 作成されているのかを解説します。